「終活」で始まる新たな人生②

住宅難民問題
2024/03/27

【「終活」で始まる新たな人生①】では、「終活」という言葉の持つ本来の意味や、終活を行わないまま人が亡くなると、どのようなことが起こるのかをご紹介しました。
今回は、終活を始める利点や、終活に興味を持てるような取組、終活を始める時期についてご紹介していきます。

■「終活」で始まる新たな人生①はこちら
https://anshinplus.me/column/detail.php?id=19

終活は行った方がいいのか?

終活は強制されるものではありませんが、自分の人生を見つめ直し、大切な人との関係を整える有意義な活動と言えます。物や人間関係を整理することで、自分が大切にしていたもの、連絡を取りたい人を見つけるきっかけとなり、人生に新たな意味を見出すことにも繋がります。

終活には、すぐに始められることから時間がかかることまで様々ありますが、以下のような活動から始めてみると良いでしょう。

・エンディングノートの作成
自分の思いや感謝の言葉、死後の希望を家族や友人と共有するために行います。
エンディングノートには法的な強制力はありませんが、医療についての希望、自身の訃報を知らせたい人のリストなど、生きている自分自身の「希望」や「思い」を書くことが出来ます。

・身辺整理
自分の持ち物や資産を整理し、遺産相続がスムーズに進むようにします。
特に土地や住居、貴金属や車などの財産については、事前に誰に渡すかを決めておくことで、相続人間同士のトラブルを防ぎます。

・葬儀や墓の準備
自分が望む葬儀や墓について計画を立て、必要な手続きを事前に整えておきます。
故人の葬儀を行うには埋火造許可申請許可など行政の事務手続きが必要になります。
死後の事務手続きを一括で任せることができる「死後事務委任契約」を結んでおくと、家族や周囲に負担をかけずに済みます。また身寄りのいない方向けに「身元保証の付いた死後事務委任」サービスもありますので、自分自身にあったものを選びましょう。

このように終活とは、自分自身と周囲の人々にとって「心の準備と安心」をもたらす活動です。自分のペースで、少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。

終活を始めるタイミング

終活を始めるタイミングは個人によって異なりますが、やはり「元気なうちに準備をしておく」ことで、自分自身も安心できるだけでなく、家族・周囲からも感謝される行動となるでしょう。若い世代、ミドル世代、シニア世代と、どの世代から始めても、それぞれメリットがあります。終活について考えた時が「終活を始める最適なタイミング」とも言えます。

まだ終活に興味を持てない……という方には、下記のような「終活のアドバイスをする資格」や興味を持つきっかけとなりそうな「展示」もありますので「きっかけの一つ」として覗いてみるのも良いでしょう。

■終活ガイド資格
https://shukatsu-kyougikai.com/license/
■誰かの心のこりに、心動かされる日。イタコト展
https://event.itakoto.life/
自分の人生にとって何が大切かを見極め、心に余裕を持って取り組むこと。
それが、終活の本質的な価値を更に高めてくれることでしょう。

オーナーさん、不動産業者さん向けの「入居者の終活」について

入居者が高齢化したので「終活」を行ってほしいが強制出来ず…というお悩みや、
高齢の入居希望者に部屋を貸す不安を抱える物件オーナーさん、不動産業者さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
株式会社ザ・ハウスが提供する 「ひとり暮らし安心プラス」は、賃貸の事故物件化を防ぐことに特化した、物件オーナーさんや不動産業者さん向けのサービスです。
入居者の定期的な見守りに、万が一の時の「死後事務代行」がセットになっており、
「孤独死が起きる前」と「孤独死が起きた直後」の両面をまるっとカバー。
「高齢者の孤独死」に対する物件オーナーさんの不安感を和らげることで、単身高齢者にも賃貸物件を貸しやすくなります。
料金は月当たり688円程度。
初期費用や機材設置の必要もなく、SMSとインターネット接続が出来る携帯電話があればすぐに始められるので、入居者さんにとっても利用しやすくなっております。

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

■「ひとり暮らし安心プラス」のご案内はこちら
https://anshinplus.me/service.html